スウェーデン切手を集めよう(2)
4.どうやって集めるか
今まで発行された切手を安く、多く手に入れるにはパケットやコレクションを購入すると良いでしょう。
また、それで不足する分は
1枚1枚入手していけばだんだん増えていく感覚を満喫できます。また、新しいところは新切手の配布サービスを受ければ自動的に収集できます。
これらの、収集には切手商への注文、スウェーデン郵政からの取り寄せ、
またなんと言っても北欧切手部会からの調達が挙げられます。
5.どうやって整理するか
切手の整理には多くはアルバムに整理します。このやり方は入門書を見ていただくことにして、
ここでは実例を見ながら説明します。
最も簡単な整理の仕方は図入りリーフに整理する事です。この場合は切手の図が印刷されていますので、
そこに手に入れた切手を貼りこむことで完成できます。日本では郵趣サービス社、海外ではファシット社、セーフ社
といった所が図入りアルバムを出しています。しかし、これだけでは段段満足できなくなると思われますので、
ここでは自分で整理する場合のヒントを記載します。
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印の後の切手は入手しやすいのでそれから示します。まず、スウェーデン切手の特徴である、コイルや切手帳、凹版を集めるのに身近な普通切手はカタログ番号404〜442のグスタフ6世シリーズ
が挙げられます。この切手は数字図案切手との組み合わせが沢山見られます。
自動販売機の額面が決まっていたため、それに合うように切手の額面を色々組み合わせる必要がありました。
このため、色々な組み合わせができました。QV8と11のリーフを図3に示します。
図3 グスタフ6世QV8,11の切手帳
スウェーデン切手は切手帳が多く、どのように整理するかが、多くの方が悩まれるようです。
決定的な整理方法は無いように思われますが、2−3紹介しておきます。
まず、最近の例として図4に示すように切手帳そのものと表紙を別にし、整理していく方法があります。
路面電車その例で、このようにすると切手帳が2冊入りますが、完全な状態で表紙と中味を見せることが出来ます。
図4 路面電車を整理したリーフ
切手帳が長いものがありますが、図5のように横に貼ることにより、なんとか見せることができます。
さらに長いものは斜めか、途中で折り曲げるしかありません。
図5 現代美術を整理した例
また、切手帳を傷つけることになりますが、切手帳の耳のところに軽くフデで水をつけ、表紙からはがし、
図6のようにペーンの状態で整理する事も出来ます。この場合切手帳が長すぎるので、6枚分は反対側に折り曲げてあります。
ただし、このように整理した場合は切手帳は完全品ではなくなることを承知置きください。
図6 汽車の切手帳を整理した例
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